カロリーメイトを食べる理由って何?時代とともに変化する「食」への意識、もう「食べること」も面倒?

こんにちは。HAKURAKUプロジェクトマネージャーの佐藤です。
皆さんも忙しいとき、時間がなくて食事を抜いたり、簡単なもので済ませることってありますよね。私は仕事に集中してついつい昼の時間が過ぎていたり、気づいたら何も食べてなかった、なんてこともあります。
そういうときのために用意しているのが「カロリーメイト」です。カロリーメイトと言えば忙しい人は勿論、ダイエットとか栄養に敏感な人なんかが摂取しているイメージですよね。
そんな今日もちゃっかりカロリーメイトのお世話になってしまったので、今回はカロリーメイトの分析を行ってみます。

いつも通り「カロリーメイト」と検索ワードに入れてペルソナを出してみました。

おやつ代わりに間食で食べてたり、ダイエットもありました。
あとは非常食、これもありますね。


おやつ代わりというペルソナのストーリーを見てみると、仕事の休憩用のおかしを買いに行く時間が無くて、、みたいな内容でした。


ダイエットもそうですが、本来「食べたいもの」があるけど、状況により食べられないときの代替品のイメージがありますね。食事に対するプライオリティが低い(または低い状況にならざるを得ない)ユーザーが多数派のように思われます。
では続いて「ポスト分類」を見てみましょう。

既出のペルソナ以外で何かないか、そんなときは「ポスト分類」にて抽出されたポストを見てみると、


体調不良時という、これまた「食べたいけど食べられない」ときに食べるといった代替品に近い選択が見られました。やはり一般的な食品=美味しいかどうかの判断軸ではなく、栄養食という側面が強いですね。

勿論、味が好きというユーザーも一定数は居るようです。


他にもないかと分類を覗いていると、気になるポストがありました!


食事キャンセル界隈!?これは最近よく聞く「風呂キャン」という流れで出てきたワードのようですね。要は食事を摂るのが面倒なので食べたくないけど、カロリーメイトなら食べる気になる、ってことみたいですね。

これまでの「食べたいけど食べられない」とは違っていて、「食べたい」という欲求が限りなく低いから、代替品という考えではなく「仕方なく食べる選択肢のひとつ」という。。
そう言ってしまうと随分とネガティブなCEPsになってしまいますが、逆にこの選択肢に入れる商品って世の中にどれくらいあるんでしょうか?圧倒的にカロリーメイトが認知されていて、信頼されてるからこそ、という風に私は思います。

人間、食べないと生きていけない。でも食べたくない。生きていくのに必要な栄養が摂れればいい。
極端に言うとそうなりますが、だからといって不味かったら食べられません。業だなぁ人間って。

どうせ食べるなら栄養も取れて美味しいほうが良いに決まってます。

はて?「どうせ食べるなら」どこかで聞いたことのあるフレーズだな、、と頭のなかの広告ライブラリをサーチしてみたところ思い出しました。これです。


そう、尖った広告でおなじみの日清さんの完全メシでした。
こういうことでしょうね。タイパよろしく食事にも効率を求めると完全食という選択肢に辿り着く。そこにカロリーメイトも入る余地がある、というか入っているのであれば、更に増やしていくために訴求していくことが重要だと思います。
「食事キャンセル界隈」でカロリーメイトに言及しているポストもそれなりに見つかりますし。


まぁ大塚製薬さんの理念とは合わないかもしれませんが。。私は40代半ばでも食欲が衰えない大食漢なので、なんだか寂しい時代だなぁと思ってしまいます。

こうやって、ベクトルとしては一見近しいように思える「純粋に食べたいもの」ではない観点で選ばれているとしても、紐解いてみると全く異なるきっかけであることは多々あります。特に多様性が叫ばれて久しい現代において、ひとつの商品を取ってみても多種多様な使用法や目的、有用性などが異なってきており、既存の商品でもあらゆる角度から見つめなおすことで、新たなCEPsが発掘されることでしょう。そんなヒントとなるポストを分析できるHAKURAKUを活用して、これまでにない顧客とのコミュケーション手法を考えていきましょう。

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