スニーカー界隈では常識?ニューバランスの分析で見えてきた恐るべき大敵「加水分解」に強いモデルとは

こんにちは。HAKURAKUプロジェクトマネージャーの佐藤です。
もっぱら私服勤務の私もたまにスーツを着る機会もあったりするんですが、所謂オフィスカジュアル的なライトな感じでして、足元はスニーカーだったりします。
スーツにスニーカーと言えば無難なのはニューバランスだと思ってるんですが、世間的にどういうユーザーが履いてるのか気になってきたので、ちょっくら分析してみました。

単純に「ニューバランス」で分析してみると、スーツでの着用というより、ジョギングなどで使用しているペルソナが生成されました。


ジョギングなどのスポーツはスニーカー本来の使い方ですが、カテゴリーエントリーポイントを見てみると「雨の日にジョギングを考えたとき」となっています。


なるほど。雨の日にも履けるスニーカーという観点でニューバランスを選ぶユーザーが一定数居るようですね。それでは今度は、


「雨 (“ニューバランス” OR “new balance”)」

を検索ワードにして、雨の日にニューバランスを履いているユーザーに限定してみます。「ポスト分類」を見てみると、「GORE-TEX」という文字が目に入りました。


GORE-TEX(ゴアテックス)っていうのは防水に優れた素材ですよね。つまり、GORE-TEXを使用したニューバランスを雨の日に愛用するユーザーが結構発言しているようです。それではその他に「ゴアテックス」と発言しているポストを検索してみると…


これまた気になるワード「加水分解」って言ってます。
梅雨には加水分解する靴が履けない、だからゴアテックスのスニーカーを履いているってことみたいですね。となると、この「加水分解」は雨の日のスニーカーの天敵だということですね。

▼加水分解とは

加水分解とは、スニーカーのソールなどに使われるポリウレタン素材が湿気や温度変化によって劣化し、崩れてしまう現象のこと。

引用:https://sneaker-girl.com/sneaker-hydrolysis/

どうやらスニーカーのソールに使われてるウレタンが水と反応して劣化、ボロボロになって剝がれたりするようです。こ、こわい。。
ただでさえぐちゃぐちゃになりがちな雨の日にソールが剥がれたら、、これ以上のアクシデントは無いでしょう。

ここで気になるのは、ゴアテックスだろうと、ソールは加水分解するんじゃないの?ニューバランスも加水分解でボロボロになっちゃうの?ってことです。というわけで、


「加水分解 (“ニューバランス” OR “new balance”)」

で見てみると、、


やっぱりしてます加水分解。これはもうウレタン使ってるスニーカーの宿命のようです。こうなると、雨の日に履きたいスニーカーとしてのニューバランス、は完璧な課題解決とはなりませんね。
ただ、一応他の分類も見てみると、こんな朗報が。。


なんと「C-CAP」というミッドソールだと加水分解に強い、ということがわかります。なんだかわかりませんが、どうやら他でも言及しているユーザーが居るところを見ると、この素材且つゴアテックスが最強の組合せのようです。

これまで分析でわかったこと、正直に言うと別にHAKURAKUだけで導き出せるものではないです。「加水分解」はスニーカー界隈ではよく知られた話題のようですし、ニューバランスに限って言えば「C-CAP」が強い、ってことも調べていけばわかります。

ただし、思い出してみてください。最初に知りたかったのは「雨の日に最適なニューバランス」ではなかったはずです。単に「ニューバランスってどんな人が履いているんだろう」という出発点でした。これをGoogle検索などの「知りたいことを調べる」ことに特化した分析手法では、今回のような流れでこの結果には辿り着かなかったはずです。
ユーザーの声を基にし、更にそれを抽出・分類・ペルソナ生成、、という「下ごしらえ」があったから=HAKURAKUならではの結果になったと思います。その界隈で語られていることを可視化することは、特に代理店さんなどクライアントの商材についてあまりわからないケースでも大いに役立ちます。是非この機会にHAKURAKUを触ってみてください。

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